キリンラーメンが名称変更を余儀なくされた「大人の事情」は自業自得だった?

「キリンラーメン」って知っていますか?

 

レトロでかわいいキリンのイラストが印象的な、即席ラーメンです。

 

愛知県のご当地ラーメンとして生まれましたが、そのパッケージのオシャレさから、全国的にラーメンが置かれるようになりました。

 

キリンラーメンが名称変更を余儀なくされた「大人の事情」は大手飲料会社が理由?(出典 http://kirinramen.jp)

 

その「キリンラーメン」が、名称変更を余儀なくされているというのです!

 

しかも、理由が「大人の事情」とな!

 

「大人の事情」ってなんなの?!?!と気になったので、早速調べてみました。

 

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キリンラーメンが名称変更?その理由は「大人の事情」って本当?

「キリンラーメン」を食べたことがなかったとしても、1度は見たことがあるのではないでしょうか?

 

この「キリンラーメン」は、誕生から50年もの長い間愛されています。

 

50年もの間愛され、現在ではご当地だけでなく、全国にもファンがいるというのに、本当に名称を変更してしまうのでしょうか?

 

そして、その理由が「大人の事情」っていうのは本当なのでしょうか?

 

「キリンラーメン」を作っている小笠原製粉株式会社のホームページを覗いてみると、大きな文字で「名称を変更します!」と書いてありました!

 

キリンラーメンが名称変更を余儀なくされた「大人の事情」は大手飲料会社が理由?(出典 http://kirinramen.jp)

 

よーーーく見ると・・・・・

 

キリンラーメンが名称変更を余儀なくされた「大人の事情」は大手飲料会社が理由?(出典 http://kirinramen.jp)

 

!!!!!!!

 

キリンラーメンが名称変更を余儀なくされた「大人の事情」は大手飲料会社が理由?(出典 http://kirinramen.jp

 

「キリンラーメン」の名称変更の理由が「大人の事情で」としっかり書いてありました

 

「キリンラーメン」新名称募集の案内文にも、

  • 昭和40年に誕生した「キリンラーメン」
  • 「キリンラーメン」は長年親しまれてきたが
  • 諸般の事情により名称を変更をせざるを得ない状況

だから、新しい名前を募集します!

ということがはっきりと書かれています。

 

「キリンラーメン」シリーズの新名称募集!

小笠原製粉株式会社は、昭和40年に愛知県碧南市を中心とした西三河地方や東三河地方、知多半島地方で即席めん「キリンラーメン」を発売して以降、地元のソウルフードとして親しまれてきましたが、諸般の事情により、「キリンラーメン」の名称を変更せざるを得なくなったことから、新しい名称については、長年多くの方に愛されてきた商品のため、一般から広く募集いたします。

小笠原製粉株式会社ホームページより

 

キリンラーメンが名称変更を余儀なくされた「大人の事情」は大手飲料会社が理由?

「キリンラーメン」が名称変更を余儀なくされた「大人の事情」って何なのでしょうか?

 

「大人の事情」を深掘りしてみたいと思います。

 

キリンラーメンが名称変更を余儀なくされた「大人の事情」は大手飲料会社が理由?

 

「キリンラーメン」の「オトナの事情」について調べてみたところ、毎日新聞にこのような記事を見つけました。

 

キリンラーメンを巡っては、飲料大手「キリン」と商標権を巡りトラブルになっていた。
こうした背景から名称変更を決めたとみられる。
小笠原製粉「キリンラーメン」変更へ 新名称を募集」2018年5月28日 20時51分

 

毎日新聞によると、

  • 「キリンラーメン」は、大手飲料の「KIRIN」との商標権のトラブルがあった
  • 小笠原製粉の製品「キリンラーメン」が名称変更をせざるを得なくなった

とのことです。

 

で、このニュースだけを読むと、大手飲料の「KIRIN」が中小企業を弱いものいじめしているかのように聞こえますが、事実は違うようです。

 

というのも、最初に商標権について問題提起をしたのが、「キリンラーメン」の小笠原製粉株式会社の方だからです。

 

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キリンラーメンは自業自得?!ケンカを売ったのはキリンラーメンだと?「大人の事情」発端の真実

「キリンラーメン」が名称変更を余儀なくされた理由を、勝手に、大手飲料の「KIRIN」が中小企業を弱いものいじめしていると考えていましたが、ケンカを売ったのは、「キリンラーメン」の方だとする説があることを知りました。

 

真実はどうなのでしょうか?

 

キリンラーメンが名称変更を余儀なくされた「大人の事情」を弁護士はどう考える?

「キリンラーメン」の名称変更について、法律の専門家はどのように考えているのでしょうか?

 

弁理士で、金沢工業大学客員教授で、コンサルタントの栗原潔先生が、Yahoo!ニュースに『「キリンラーメン」に関する大人の事情について』という内容で、商標権をめぐるトラブルについて言及していました。

 

弁理士 栗原潔先生は、

大人の事情については、飲料大手「キリン」との商標権の問題であると思われる。

と考えているようです。

 

キリンラーメンがケンカを売ったのか?「大人の事情」を時系列で考える

「キリンラーメン」の名称変更は、「キリンラーメン」が売ったケンカが原因だったのでしょうか?

 

弁理士 栗原潔先生が書かれた、Yahoo!ニュースの『「キリンラーメン」に関する大人の事情について』を元に、時系列に並べてみました。

 

  1. 小笠原製粉株式会社が「キリンラーメン」を発売
    (商標登録せず)
  2.  

  3. キリンは穀物加工品等を指定商品とした商標を登録
  4.  

  5. 「キリンラーメン」の小笠原製粉株式会社が、キリンの商標登録に対して不使用取消審判を請求
    →簡単に言うと・・・
    小笠原製粉(株)がキリンに、商標を取り消すように請求
    (過去3年以上使用していない商標を取り消すことができる制度を利用して請求)
  6.  

  7. キリンの系列会社のキリン共和フーズが、ライセンスを元に「かゆ」に商標を使用していた
    →つまり・・・
    小笠原製粉(株)が敗訴
    =商標を取り消すように請求できなかった
  8.  

  9. 「キリン共和フーズが「かゆ」に商標を使用していたため商標を取り消せない」という審判に対して、小笠原製粉(株)が審判を取り消すように請求
  10.  

  11. 小笠原製粉(株)が敗訴
    =商標を取り消せないという審判を取り消してほしいという請求が認められなかった

 

要するに、小笠原製粉(株)の「キリンラーメン」の方が、キリン(KIRIN)の製品よりも先に発売されていましたが、商標登録をしていなかった。

過去3年以上使用していない商標を取り消すことができる制度を利用して、小笠原製粉(株)がキリン(KIRIN)に商標登録を取り消すように請求したが、「過去3年以上使用していない」に該当しなかったため、請求が認められなかった。

ということかと思われます。

 

簡単に言ってしまうと、「キリンラーメン」が「売ったケンカに負けてしまった」ということになりますね・・・。

 

つまり、「キリンラーメン」の「自業自得」・・・。

 

「自業自得」というのは悲しいですが、遅かれ早かれ、商標のトラブルは起こっていたことだと思いますので、仕方ないことかもしれませんね。

 

キリンラーメンの方が先に販売していたという権利を主張できないのか?

「キリンラーメン」を商標登録をしていなかった「キリンラーメン」(小笠原製粉(株))が悪いといえば悪いかもしれません。

 

しかし、なんとか救ってあげたい!と思ってしまいます。

 

「キリンラーメン」の方が先に販売されていたということであれば、この点を主張して、なんとか商標権を「キリンラーメン」に持たさせてあげることはできないのでしょうか?

 

弁理士 栗原潔先生は、
「「キリンラーメン」の残された手段として、先使用権(商標法32条)の主張
を提案されていました。
(Yahoo!ニュースの『「キリンラーメン」に関する大人の事情について』より)

 

先使用権(せんしようけん)というのは、「別の人や会社が特許を取得しても、その前から使っていれば、特許が認められる」という権利だそうです。

 

おぉ!これなら「キリンラーメン」の名前を残せそうですよね!

 

しかし、「キリンラーメン」は「先使用権」を主張できないそうなんです。

 

というのも、「先使用権」を行使するためには、「継続してその商標を使っている」という条件が必要なのだそうです。

 

残念ながら、「キリンラーメン」は、販売不振が原因で「1998年~2010年」の約2年間は、「キリンラーメン」の生産を中止していたそうです。

 

つまり、「先使用権」を行使するための条件に当てはまらないということになります。

 

う〜ん・・・なんとかならないものでしょうか・・・(涙)

 

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キリンラーメンの「大人の事情」による名称変更にショックの声が広がる

「キリンラーメン」が「大人の事情」により名称変更を余儀なくされましたが、名称変更の知らせを受けて、多くの「キリンラーメン」ファンが嘆いています。

 

昔から食べていたので 名称が変わるのは寂しいな。
にゃんたんと @kococyanto 6月4日

 

こないだからキリンラーメンの新しい名前どんなんがえーか考えに考えてるんやけどいいのが悲しい程に浮かばへんのや・・・やっぱり『キリンラーメン』しかないやん
じぞ松ぺん子‏ @ponpokojizopen 6月8日

 

「キリンラーメン」の名前が変わってしまうことを嘆く声や、「キリンラーメン」の名前は「キリンラーメン」以外に考えられない!という声が多く上がっています。

 

他にも、「キリンラーメン」を応援する声も見られました。

 

キリンラーメンがんばれー
shirobo @818shirobo 6月2日

 

また、「キリンラーメン」の名称変更が「大人の事情」であることを知り、発端となっている相手企業に対する落胆や怒り、疑問の声をあらわにする人もいます。

 

キリンラーメンが名前変えないといけないらしいけど、名前がそのままだとビールのKIRINは何が困ったんだろ?
モチーフも動物のキリンと空想上の麒麟で全く別物で、KIRINはラーメンも売ってないのに。
むしろ「ちっちゃい大企業だな〜」という悪印象を持たれるんじゃ…
いちフットボーラー @amefutozuki3 6月11日

 

KIRINもちっせえな。
「麒麟」と「キリン」は違うのに…
これでキリンラーメンのキリンが麒麟になったら怒ればいいんだよ。
地方の小企業相手に大手がいじめてんなよな。
safyy @crescendo_safyy 6月11日

 

当たり前にあったモノ・ヒト・コトをなくして、初めて、その存在の大きさに気づくということもありますね。

 

「キリンラーメン」がなくなってしまうことを知り、多くの人が、その事実を受け入れきれずにいるようです。

 

2018年10月頃には「キリンラーメン」が新しい名前に変わるようです。

 

「キリンラーメン」は、今しか食べられなくなってしまうと思いますので、気になる方はなくなってしまう前にぜひ!

 

 

「キリンラーメン」の他にも、「ペンギンラーメン」「イルカラーメン」などなど、いろいろな種類もあるみたいです。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

 

「キリンラーメン」の「大人の事情」による名称変更について調べてきましたが、悲しい真実が判明しました。

 

商標登録をしなかった小笠原製粉(株)が悪い!といえばそれまでですが、ずっと愛されてきた商品の名前が変わるのは淋しいですよね。

 

そして、消費者の淋しい気持ち以上に、小笠原製粉(株)のみなさんの方が、淋しくて、悲しくて、やるせない気持ちが大きのではないでしょうか?

 

一番辛い思いをしている小笠原製粉(株)が、現実を受けとめて、「「キリンラーメン」の新名称を一般募集する!」という楽しいイベントを企画して、新しい未来に向かって進んでいこうとされています。

 

私たちも、その前向きな姿勢にエールを送り、「キリンラーメン」の新名称のアイディアをバンバン応募して、小笠原製粉(株)のこれからを応援できたらいいなって思います!

 

がんばれー!小笠原製粉(株)さん!!


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